フレキソ印刷の魅力
製版技術
2000年以降、CTPに代表される新しい製版技術が導入され、印刷再現力が飛躍的に改善され、分野に拠っては他印刷方式と品質的競合が可能になりました。
環境特性
フレキソには水性インキやUVインキが使用される事より、VOCが発生しません。アルコールベースインキでは少量のVOCが発生します。
欧米との比較
パッケージ印刷分野において、フレキソは最も使用頻度の高い印刷方式であり、その成長は未だ継続しています。
パッケージ需要家の動向
フレキソの環境優位性を付加価値と捉える印刷物需要家が出始めています。
フレキソ印版の形態
名称 | 形状 | レジスター精度 | 納期 | 解像度・DPI | エンドレス | その他 |
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アナログ | シート状の印版 | 中~高精度 | 短納期 | 120 | 未対応 | |
デジタル | シート状の印版 | 中~高精度 | 短納期 | 175 | 未対応 | 版胴に対して貼り込みが必要 |
CTS/CTSS | スリーブ | 高精度 | 普通 | 150 | 対応 | スリーブ調達に時間が必要 |
DLE | スリーブ/直巻き | 高精度 | 遅い | 120 | 対応 |
アナログ:フィルムを介す手法による樹脂製版 FTP
デジタル:イメージャー手法による樹脂製版 CTP
ロール:「版胴またはスリーブ」に「アナログ版またはデジタル版」を貼り込む形態
CTS/CTSS:スリーブ上に未加工印材をマウントしてから製版
DLE:レーザーで直接製版
CTS/CTSS:Computer To plate on Sleeve/Computer To Seamless Sleeve
DLE:Direct Laser Engraving